小田原で「カレーフェス」開催へ 名物ネコもPR

ボスちゃんをモチーフにしたカレーフェスティバルのポスター

 かつての繁華街で、現在は小田原の「ディープスポット」として人気が再燃し始めているという宮小路地区(小田原市本町)を盛り上げようと、地元の飲食店などが17日から3日間、「カレーフェスティバル」を開催する。主催者は「宮小路に来たことがない人も、小田原散歩のついでに寄ってほしい」と話している。

 フェスに参加しているのは松原神社前の道路沿いにある「すみれcafe」「BAR MIZUNARA」「Good Trip Hostel&Bar」の3施設。グリーンカレーやチキンカレーなど自慢の逸品を用意する。

 すべてハーフサイズがあり、食べ比べることもできる。スタンプラリーも実施し、3施設の中からスタンプ2個を集めると宮小路の名物ネコ「ボスちゃん」をモチーフにしたイラストステッカーがもらえる。

 小田原宿の総鎮守とされた松原神社の周辺に広がる宮小路地区は、東海道の宿場町時代から繁華街として知られたエリア。駅から徒歩15分ほどと距離があり、かつてのにぎわいはないものの、現在もスナックや小料理店が軒を連ねている。

 最近は若者や外国人向けのカフェをはじめゲストハウスも開業し、小田原のディープスポットとして再び注目され始めているという。ホステル「Good Trip Hostel&Bar」オーナーの中村力弥さん(35)は、「宮小路は小田原の“奥行き”。昔と今が混在する魅力もある。盛り上げていきたい」と話す。今後も参加店を増やして年2回ほど開きたいとしている。

 問い合わせは、同ホステル電話0465(59)0120。

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