
九州新幹線長崎ルート未着工区間の整備方式を巡り、国土交通省鉄道局の足立基成幹線鉄道課長と佐賀県の南里隆地域交流部長は16日、同県庁で協議の在り方を巡る面談後、報道機関の取材に応じた。
-協議の内容は。
(フル規格に限らず)五つの整備方式について論点を整理して真摯(しんし)に協議することや、スケジュールに期限を設けないが、いたずらに時間をかけないとした協議の在り方を提案した。
-今後の進め方は。
来週にでも修正した案を佐賀県に示したい。地域にとっても国にとっても大きな話だ。1月中には協議に入りたい。
-フル規格を前提としない協議を提案したと受け止めていいのか。
フル規格に限らず五つの選択肢を並べたので、そうとっていい。
-与党検討委員会が導いたフル規格での整備が適当との結論にならない場合はどうするのか。
仮にそういう結論ではなければ与党に諮ることになる。国土交通省の一存ではやらない。