韓国の大学生が文法など教える 佐世保商高で教育実習

生徒に韓国語を教えるオムさん(右)=佐世保商業高

 韓国・培材(ぺジェ)大韓国語学科3年のオム・ジョンフンさん(24)とキム・ジンウクさん(25)は、佐世保市吉岡町の県立佐世保商業高(中園順喜校長、631人)で、教育実習生として韓国語を教えている。
 異文化理解教育を進める狙い。同校では初めての取り組み。2人は14日から21日まで、ホームステイをしながら、韓国語の授業をそれぞれ9こま担当する。
 オムさんの「中級韓国語講座」には、1~3年の15人が参加。授業では、ほぼ韓国語を使って文法と文化について対話形式で教えた。
 武田ひなたさん(17)=2年=は「聞き取りやすいようにゆっくり話してくれるから、分かりやすい」と笑顔。日本に何度も訪れたことがあるオムさんは「生徒の韓国語が上手でびっくりした。韓国と日本の高校の違いを、もっと学びたい」と話した。

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