こつこつと2年間・・・運賃着服、65万円 市バス運転手を懲戒免職

川崎市営バス

 川崎市は17日、運賃を着服したとして、市バス鷲ケ峰営業所に所属する男性運転手(46)を懲戒免職処分にしたと発表した。

 市交通局によると、男性運転手は2017年11月~19年10月、料金箱の料金設定ボタンを不正に操作し、乗客が支払った運賃から計約65万円を着服したという。同局は19年12月、宮前署に被害届を提出した。

 19年10月18日、男性運転手の乗務後に別の運転手が設定ボタンの上に数百円が置かれているのに気付き、同営業所に報告。同営業所が車内のドライブレコーダーを調べたところ、男性運転手が料金箱から運賃を取り出す様子が写っていた。

 同局の聴取に男性運転手は着服を否定し、「釣り銭を確保しておくためにやった」などと話しているという。

© 株式会社神奈川新聞社