今月、レッドブル・ザルツブルクから日本代表MF南野拓実を獲得したリヴァプール。
これまで行ってきた1月での補強で最も当たったものとは?『Planet Football』のランキングを見ていこう。
6位:ダニエル・アッガー
マルティン・シュクルテルとのコンビでずっと継続的にプレーできればどうだったか。歴史的なセンターバックのラインになっていたかもしれない。
ブレンビーからやってきた彼は、8年半をリヴァプールで過ごしたものの、出場試合は175だった。ただときに素晴らしい左足を見せつけ、ゴールも奪ってみせた。
2006年8月にウェストハム相手に決めた得点はまさに伝説級のもの。31歳で若くして引退せざるを得なくなるほどの慢性的な怪我さえなければ…。
5位:ハビエル・マスケラーノ
リヴァプールにおけるマスケラーノの素晴らしさを実感するのは難しいかもしれないが、地味ながらもそのプレーは効いていた。
2007年にウェストハムから加入したマスケラーノは、その後の3年半で94試合に出場。守備面で信頼できる貴重な存在となった。
2008-09シーズンにはシャビ・アロンソやスティーヴン・ジェラードとコンビを組み、プレミアリーグ屈指の中盤を形成した。タイトルレースではマンチェスター・ユナイテッドと競り合った。
4位:ダニエル・スターリッジ
2013年にチェルシーからスターリッジが加入したとき、まさがその後の半年間で11回もネットを揺らすことを期待した者はいなかっただろう。
そして2年目、彼は1シーズンで21ゴールを叩き出すことに成功し、イングランド屈指のストライカーとしての立場を確固たるものにしたのだ。
その後は度重なる怪我によってどうにも扱いが難しい存在になってしまったが、それでも出場すれば結果を残した。
3位:フィリペ・コウチーニョ
彼が見せたプレーのクオリティは、他のクラブだったら間違いなくこのリストのトップになっているだろう。ただリヴァプールではそうではないだけだ。
インテルで苦労していた彼はわずか850万ポンド(およそ12.4億円)でやってきて、それからすぐプレミアリーグで圧倒的な存在に成長。チームをチャンピオンズリーグ出場にみちびいいた。
バルセロナから提示された1億ユーロを超える移籍金、そしてリヴァプールで決めた54ゴール、その全てが彼の価値と影響力を証明している。
2位:ルイス・スアレス
ルイス・スアレスはフェリペ・コウチーニョほどリヴァプールに長くとどまることはなかったが、2013-14シーズンに成し遂げたものを見逃すこともできない。
もちろん加入した年のプレーがひどかったわけではないが、最初の6ヶ月では4ゴールにとどまったし、2年目も11得点とそこまで傑出したものではなかった。
しかし2013-14シーズンの貢献はあまりにも素晴らしかった。69分ごとにゴールかアシストを決め、チームもタイトルまであと一歩というところまで迫っていた。
1位:フィルヒル・ファンダイク
もしかしたら、かつてのパフォーマンスによるバイアスがかかっているかもしれない。しかし、彼がやってきてからのクラブがどう変わったかも見なければいけない。
パズルの最後のピースだった。彼がやってきてから半年間でリヴァプールはチャンピオンズリーグ決勝に到達し、次の年には欧州の頂点に立ち、そして今季はプレミアリーグ首位を独走している。
彼なくしてそれは成し遂げられなかった。オランダ出身の彼はリヴァプールを「いいチーム」から「勝てるチーム」に変えた。