2019年・対馬の韓国人観光客数 8年ぶり減 26万2000人

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 対馬市は17日、2019年に同市を訪れた韓国人観光客数が前年比36%減の約26万2千人だったと発表した。過去最多だった18年を約15万人下回った。前年割れは東日本大震災の影響を受けた11年以来、8年ぶり。
 韓国人観光客数は、韓国・釜山-対馬航路で運航している旅客船の年間利用者数(入国者数)を集計して算出している。
 19年は、日本が韓国への輸出規制を強化し、韓国で日本製品不買運動が起きた7月以降に、前年比で8割減と激減したのが影響した。港別では、北部の比田勝港の入国数が約76%を占めた。
 市は5年ごとに韓国人観光客による島内消費額を試算。1人当たりの消費額を2万2287円と推計し、19年は約58億4千万円となった。韓国人客数が過去最多だった18年と比べ約33億円減少したとみられる。
 比田勝尚喜市長は「島内消費額の減少幅は一般会計当初予算の1割超に上っており、大きい。国際政治や外交に左右されない、足腰の強い観光産業を育てていくため、国内客も含めた誘客先の多様化を図っていきたい」としている。

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