「ドッジビー」通じ地域活性 大会も開催予定 三浦

ドッジビー小網代カップ開催へ意気込みを語る実行委員会の高田勝さん=三浦市三崎町小網代

 胴網海岸、横堀海岸、荒井浜の3海岸がある神奈川県三浦市の小網代、油壺地区で、円盤遊具を使う「ディスクドッジ」、通称ドッジビーを通じた活性化の取り組みが進んでいる。今年春には地元大会「小網代カップ」を予定し、実行委員会が発足。実行委は「三浦は海がきれいで、都心から近く『伊豆に負けない』ともいわれる。魅力を知ってもらうきっかけになれば」と意気込んでいる。

 ドッジビーは、ドッジボールと同様のルールで、ボールの代わりにナイロン製ディスク(直径27センチなど)を使う競技。ボールを使用するよりも安全とされ、ハンディなしで多世代が楽しめるのが特徴という。

 大会実行委によると、夏場以外の小網代、油壺地区は、レジャー施設こそ集客できているが全体を見渡せば人影がまばら。一方、澄んだ海、豊かな自然環境、穏やかな湾など多くの特色があり、活性化へまずは地域の認知度を上げようと地元事業者らが協議。足を運ぶきっかけになればとドッジビーの大会開催の提案があり、実行委で現在準備を進めている。

 昨年8~11月には海岸で体験会を3回催し、市内外から延べ計約100人が参加。体験会では抽選会も併催した。その景品として地元事業者が地場産ハチミツやスタンドアップパドルボード(SUP)のツアーチケット、クルーズチケットなどを持ち寄り、地域の幅広い魅力を発信する場にもなった。

 小網代カップは今年5月31日に荒井浜で開く。詳細は未定だが、目標は100人以上の参加。今後も年1回続け、将来的にはドッジビー以外にもSUPや釣りの大会開催も目指す。

 参加条件など大会の詳細は決まり次第、ビーチハウス「STEP CAMP BASE油壺」のフェイスブックページ上で公表する。問い合わせは、同ハウス電話090(5585)6855。

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