賀来賢人が女に振り回され続けた男の“実録”半生を熱演!「死にたい夜にかぎって」実写化

賀来賢人がMBS、TBSほかで2月にスタートする連続ドラマ「死にたい夜にかぎって」(MBS=2月23日スタート・日曜深夜0:50、TBS=2月25日スタート・火曜深夜1:28)で主演を務めることが分かった。

同作は、爪切男氏の連載エッセイを「恋愛エピソード」を中心に再構築した小説「死にたい夜にかぎって」を実写ドラマ化したもの。爪切男氏本人の実体験のエピソードがつづられた物語で、幼くして母に捨てられた男・小野浩史(賀来賢人)が、さまざまな女たちとの出会いを通じ、ときにぶつかり合い、たまに逃げたりしながら、少しずつ笑顔を取り戻していくという、もの悲しくもユーモアあふれるストーリー。初恋の相手は自転車泥棒、初体験の相手は車椅子の女性、そして浩史が人生で一番愛した女性・アスカは、変態に唾を売って生計を立てていた。そんなどうしようもない男が、人生最愛の女性・アスカと過ごした6年間を中心に、過激な女性たちに振り回された半生が描かれる。

ドラマ「アンナチュラル」「リバース」(TBS系)などを演出した村尾嘉昭氏が監督を務め、ドラマ「Nのために」(TBS系)で賀来と培った信頼関係があった村尾氏が、本作をドラマ化する際、「主人公を演じるのは賀来以外にいない!」と直々にオファー。その熱い思いに賀来本人が賛同し、出演が決定した。賀来は「20歳の時に、若造の私をよく叱ってくれた、当時助監督だった村尾監督。かれこれ10年のお付き合いとなります。お互い大人になり、やっと一緒に作品を作る機会を頂きました」と監督との再タッグを喜び、「そこに、最高に切なくて笑える、爪切男さんの実体験を基にした作品。脚本には、才能があふれすぎている加藤拓也さん。良い予感しかしません。スタッフ、キャスト全員で皆さまに良い作品を届けられるよう頑張ります」と気合が入っている。

村尾監督は「このおもしろ悲しい物語を、どうしようもなく愛してしまいました。主人公には悲惨な出来事ばかり起こるのに、つらいことの中にも楽しいことを見つけて笑っています。もしかしたら主人公は新しいタイプのヒーローなのかもしれません。カッコ良くもないし、すぐ裏切るし弱いし悲惨でかわいそう。なのにちゃんと笑って生きる姿が、もしかしたら誰かを救うかもしれない。そう思いながらこの物語の主人公を想像した時、多彩な表情と特に笑顔がとてもすてきな賀来賢人さん以外にはあり得ませんでした。一緒にたくさん笑って最高のドラマにしたいと思います。死にたい夜に、笑いと感動をお届けします」と意気込みは十分。

原作者の爪切男氏は「原作を忠実になぞるだけの映像化は嫌です。ドラマでしかできない表現方法を存分に使って、原作無視で好き勝手にやってください」と要望を語り、「どれだけメチャクチャしても、私が作品の中に込めた一番大切なテーマは村尾監督が守ってくれるはずです。そして今、好き勝手やらせたら日本で一番面白いであろう賀来賢人さんが主演です。もう期待しかないです」とドラマの仕上がりに期待している。

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