一年の無病息災を願う伝統行事「どんど焼き」が19日、神奈川県葉山町木古庭の木古庭公園で行われた。高さ約12メートルに積み上げられたササやカヤ、正月飾りなどが赤々と燃え上がり、老若男女が歓声を上げた。
新年の安泰を祈り、40年以上続く恒例行事。青空の下、子どもたちが集めたしめ縄などの正月飾りが、「パチパチ」と音を立てて燃え盛った。残った炎で餅を焼き、多くの親子連れがおいしそうに頰張っていた。
飾り集めなどを手伝った、ともに小学6年生の2人は「小さい時から来ている行事なので手伝えてうれしい」と笑顔。運営を担った木古庭子ども会育成会の鶴岡一人会長(40)は「年々参加者が少なくなっているが、地域で協力し、もっと来てもらえるようにしたい」と話した。