2級土木施工管理技術検定 学科試験に全員合格! 諫早農高農業土木科の34人

学科試験合格を喜ぶ生徒たち=諫早農業高

 建設関係の現場監督などに必要な国家資格「2級土木施工管理技術検定」の学科試験を受験した長崎県立諫早農業高(坂口浩校長、819人)農業土木科の34人が全員合格した。
 生徒たちは、授業での過去問題対策や、授業の合間に教え合うなどして受験に取り組んだという。大村市に就職する杉下碧斗さん(18)は「周りが頑張っている姿を見て、自分も頑張れた。学校や試験対策で学んだことを生かして、社会に貢献したい」と話した。
 同検定は、土木の一般知識や法規などを問う。学科試験に合格し、一定の実務経験を積むと、実地試験の受験資格を得られる。同科の40人中、公務員試験と重なった生徒を除き受験。同校によると、昨年10月27日にあった試験に全国で8144人が挑み、合格率は56.6%だった。
 担任の西村健幸教諭(38)は「就職試験と時期が重なる中、目標に向かってクラス一丸となれた」と喜んだ。

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