屋根やピラーまでカーボン製のR32型GT-R!
R32型日産 スカイラインGT-R(BNR32)は2019年で発売30周年を迎えたが、チューニングカーの定番人気車で、東京オートサロンでは今なお毎年多くの姿を見ることができる。
GT-Rを得意とするガレージアクティブは、迫力あるワイドボディキットを装着したBNR32の「アクティブニューフルカーボンR」を持ち込んだ。
このボディキットは、ノーマルのボディラインと見間違えるほどの自然さで片側約40mmずつのワイド化を可能に。
注目はフェンダーやドア、ボンネット、トランクからドアミラーに至るまでカーボン製になっていることだ。
そして、さらによく見てみると、なんと屋根やピラーまでもがカーボン製に置き換わっていた。
また、BNR32のエンジンは、直6DOHC、2.6リッターツインターボのRB26DETT型だが、アクティブニューフルカーボンRには、海外向けに用意されていた3リッター ユニット・RB30型を3.1リッター化+フルチューンして搭載。
ノンターボながら340psを発生するという。サスペンションはエアサス化、295/30R18というファットなタイヤが奢られるなど、見所の多いGT-Rとして注目を集めていた。
RB26DETTを積んだケンメリGT-R、よく見たら内装もR32型
忠実に再現したトヨタ 2000GTのボディに現代のエンジンを積んだ「3000GT」を開発して話題を呼んだロッキーオートだが、 今度は“ケンメリGT-R”(KPGC110型)を現在の環境でもストレスなく乗れるようにして出展した。
その方法とは、BNR32をベースにすることだった。
R32型のパワステ、マルチリンク式サスペンション、4輪ディスクブレーキなどをケンメリに装着、エンジンもRB26DETT型をはじめとしてRB 型各種を積むことができる。
BNR32型ベースなら、4WDでの製作もできるという。驚きはそれだけでなく、なんとダッシュボードやシートまでR32型から移植。エアコン、パワステ、パワーウインドゥを備えた、快適なヒストリックカーに仕上がっていた。
[筆者:遠藤 イズル/写真:島村 栄二]
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