ニンテンドースイッチなど任天堂のゲーム機にかざすとアイテムが入手できる周辺機器「アミーボ」の偽造カードを販売したとして、京都府警生活保安課と南署は23日、不正競争防止法違反の疑いで、愛知県東海市の会社員の男(34)を書類送検した。
書類送検容疑は昨年6月、ヤフーオークションで、人気ゲームソフト「ゼルダの伝説」で使えるアミーボのデータを偽造したカード計66点を東京都の男性会社員(46)ら3人に計1万8千円で販売した疑い。
府警によると、男は米国の通販サイトで偽造カード(1セット22点)を千円で仕入れて6千円で転売していた。正規品の2割程度の安価で、昨年5~10月に約14万円を売り上げていた。「生活が苦しく、小遣い稼ぎでやった」と容疑を認めているという。
アミーボはフィギュア型の機器で、カード型もある。任天堂によると、アミーボの偽造品は2017年ごろから中国のサイトなどで出回っているという。