「大人の発達障害」の特性と支援について、 大正大学心理社会学部 教授 内山 登紀夫が話す研修会にて

2020年1月24日
学校法人 大正大学

「大人の発達障害」の特性と支援について、
過去最高の参加者138名と理解を深める
大正大学 心理社会学部 教授 内山 登紀夫が話す研修会にて

大正大学(学長:髙橋秀裕、所在地:東京都豊島区) カウンセリング研究所は、2020年1月10日(金)に地域精神保健研修会を開催しました。今年度は、社会的な関心が高まる発達障害について、本学教授でよこはま発達クリニック院長でもある内山登紀夫が子ども時代のみならず、成人期や老年期までの生涯を通じた発達障害について話しました。
近年、幼いうちに発達障害の特性が認識されてサポートを受ける子どもが増えている一方、子どものころには特性が目立たず、就職や結婚などの大きな節目に上手く適応できない事態が生じることで、大人になってから発達障害と診断されるケースが少なくないことから、メディア等でも「大人の発達障害」が取り上げられることが増えています。今回はこのような青年期や老年期までの生涯を通じた発達障害の特性と支援について理解を深める場として開催しました。参加者は過去最高の138名となり、社会的関心の高さを感じさせました。

【ポイント】
① 子どもだけではなく、成人や老人など、すべての年代にわたる発達障害の特性を考えました。
② 「発達障害」の理解と支援について、共に考え学びを深める目的で行いました。
③ 開設以来50年にわたり「外来相談」「臨床研究」「臨床教育」「研修」を担う機関として活動してきた当研究所が「発達障害」について多角的に分析しました。

【講師紹介】
大正大学 心理社会学部臨床心理学科 教授 内山 登紀夫
順天堂大学医学部卒業
東京都立梅ヶ丘病院(現・東京都立小児総合医療センター)、大妻女子大学人間関係学部を経て2000年によこはま発達クリニック開院。現在、2009年福島大学大学院教授、2016年大正大学教授を兼務

■大正大学カウンセリング研究所
1963年に大正大学付属研究所として創設され、開設以来50年にわたり、一貫して「外来相談」「臨床研究」「臨床教育」「研修」を担う機関として活動している。子ども、家庭、高齢者にいたる幅広い悩みや問題の専門的相談の場として、各種専門家には、教育、研修の場として、活用できる様々なプログラムを実施している。
また、大学院臨床心理学専攻に所属する大学院生・カウンセリング研究所研修生等の実習生の臨床教育の場としても活用されている。