藤浪や守屋ら1軍、岩田や伊藤隼ら2軍 1軍キャンプに入った人、漏れた人【阪神編】

阪神・藤浪晋太郎【写真:荒川祐史】

5人の外国人を補強した阪神、助っ人7人が1軍キャンプでスタート

 球春到来まで、あと1週間ほど。いよいよ12球団がキャンプインを迎える2月1日が迫ってきた。各球団、キャンプの組み分けを続々と発表している。今季も1軍に抜擢された期待の若手がいる一方、2軍でキャンプをスタートさせる主力や中堅、ベテラン選手もいる。

 実績ある選手の場合、2軍スタートはマイペース調整を許可されている証。対照的に、近年結果が出ていない選手の場合は競争を勝ち抜き、1軍への挑戦権を掴まなければいけない。ここでは各球団のキャンプの組み分けを検証。1軍に抜擢された期待の若手、2軍スタートとなった主な中堅、ベテラン選手を紹介する。

 今回は阪神編だ。

 昨季は最終盤の猛烈な追い上げを見せて3位に食い込み、クライマックスシリーズ出場を果たした阪神。矢野燿大監督が就任した今季はさらに上位へ、そして2005年以来遠ざかっているリーグ優勝を手にしたいところだ。

 阪神は1軍が沖縄・宜野座村の「かりゆしホテルズボールパーク宜野座」で、2軍は高知・安芸市の「安芸タイガース球場」でそれぞれ2月26日までキャンプを行う。宜野座村での1軍キャンプには投手23人、野手21人の計44選手が振り分けられた。

 今オフに5人の外国人を補強した阪神。残留したガルシア、マルテを含み、7人の助っ人が1軍に名を連ね、台湾人投手の呂彦青だけが2軍スタートとなった。昨季は制球難に苦しんだ藤浪晋太郎投手や守屋功輝投手、2014年のドラフト1位で、左肩手術のために育成選手となっている横山雄哉投手も1軍となった。

 一方で、今年入団した支配下6人、育成2人の新人8選手は全員が安芸の2軍キャンプでスタート。支配下6人中5人が高卒のため、じっくりと育てることになりそう。また、36歳の岩田稔投手、34歳の桑原謙太朗投手は2軍でスタート。昨季63試合に投げ、オフに左肘のクリーニング手術を受けた島本浩也投手も2軍でキャンプインする。

 30歳となった伊藤隼太外野手や今季10年目となる中谷将大外野手も2軍スタート。若手の突き上げもある中で正念場を迎えていると言えるだろう。(Full-Count編集部)

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