正月の箱根駅伝で2年ぶり5度目の総合優勝を果たした青山学院大陸上競技部が25日、練習拠点の相模原キャンパス(相模原市中央区)のあるJR横浜線淵野辺駅周辺をパレ-ドした。沿道に集まった約3万人(主催者発表)は大会新記録での優勝という快挙をたたえ、選手たちは手を振って市民やファンの声援に応えた。
パレ-ドのスタ-ト地点で優勝報告会を開催。2区を除く各区間を走った選手を含むチ-ムの15人と原晋監督らが壇上に上がった。
「やっぱり強かったと思ってほしい」と、大会前に「やっぱり大作戦」を掲げた原監督は「やっぱり相模原。やっぱり淵野辺。皆さまの応援のおかげで優勝できました」とあいさつ。「地元は我々の仲間。来年もパレ-ドできるのを楽しみにしている」と決意を語ると大歓声が起きた。
鈴木塁人主将は「なかなか結果が出ない中、優勝の味を共有できた。来年も強い青山学院ができる。がんばってほしい」と後輩たちにエ-ルを送った。
原監督と鈴木主将はオ-プンカ-で、ほかのメンバ-は手を振りながら、キャンパスまでの約300メートルを行進。沿道から「おめでとう」「来年もがんばって」と声援を受けた。
パレ-ドは地元住民でつくる「大野北地区まちづくり会議」と地元商店街「にこにこ星ふちのべ商店会」が企画。初優勝の2015年から開催してきた。