春節(旧正月)を祝う長崎ランタンフェスティバルが開催されている長崎市の会場では、マスク姿の観光客らの姿が目立った。
主催する実行委は期間中、各会場の総合案内所などに消毒用アルコールを設置。日本語や中国語、英語で、せきをするときにマスクを着用したりティッシュなどで口や鼻を覆うなどのエチケットを掲示している。担当者は「まだウイルスの全容が分からない。新しい情報が入り次第、保健所と連携しながら対応をとっていく」としている。
新地町の湊公園で40代の男性会社員=福岡県柳川市=は家族2人とともにマスクを着用。「感染力の程度がまだ分からないので不安。マスクが効果的かどうかは分からないけれど、最低限のことはしないといけないと思う」。浜町アーケードで50代主婦=横浜市=は心配そうに「常に消毒液を持ち歩いて気を付けている」と話した。眼鏡橋で写真を撮影していた40代男性看護師=福岡市=は「(会場は)ショッピングモールのように密閉されている空間ではない。(感染を)気にしていたらどこにも行けなくなるので、気にせず楽しみたい」と冷静に語った。
新型肺炎 長崎ランタンフェスティバルでも自衛 案内所などに消毒液
- Published
- 2020/01/26 10:00 (JST)
© 株式会社長崎新聞社