海外で食品を買うとき必見!英語食品表示の読み方

食品表示を読む力

健康への意識が高まっている現代、表示をチェックしてから食品を買う方は多いのではないでしょうか。

出張や旅行などで海外へ行かれることが多い方は、現地でも食品表示を読めるようにしておくと便利です。

今回は英語の食品表示の読み方を現役CA栄養士の神原がご紹介致します。

 

 

実際に表示を見てみよう!

まずは、どんな表示があるのか、このレモンヨーグルトを例に見てみましょう。

 

アメリカのスーパーなら、どこでも手に入るこのヨーグルト。

このような表示がされています。

Nutrition Facts:栄養成分表示

Servings(Per Container):1容器あたりの食数:このヨーグルトの場合、1食分(150g)しか含まれていないため、「1」となっています。

Serving Size:1食あたりの分量:1個(150g)

Amount per serving:1食当たりの総量:この後に1食あたりの表示義務のある成分量が表記されています。

Calories:熱量、エネルギー

Total Fat:脂質

Saturated Fat:飽和脂肪酸

Trans Fat:トランス脂肪酸

Cholesterol:コレステロール

Sodium:ナトリウム

Total Carbohydrate:炭水化物

Dietary Fiber:食物繊維

Total Sugars:総糖質

Added Sugar:添加糖

Protein:たんぱく質

Vit.D:ビタミンD

Calcium:カルシウム

Iron:鉄

Potas.:カリウム

パッと見て、日本の製品よりも表示する成分が多いなと思ったのではないでしょうか。

そうなんです。

日本では、熱量・たんぱく質・脂質・炭水化物・食塩相当量(ナトリウム量から換算したもの)が表示義務とされていますが、海外ではそれよりも多くの成分が表示されています。

Nutrition Facts以外にはIngredients(原材料名)やUse by date(消費期限)、製造元などが書かれており、これは日本と同じですね。

 

 

日本の商品にはない表示

()内にある「%DV」という表示、日本では見かけないものですよね。

これは、「%Daily Value」と言って、米国食品医薬局(FDA)が定めたものです。

1日2000kcalを摂取する健康な成人にとって、この1食あたりの各成分が一日摂取量の何%に当たるのかが示されています。

もちろん性別や年齢、体格などによって1日の摂取カロリーは変わるので、一つの目安として見ると良いでしょう。

 

 

 

食品の「質」をチェックすることが大切

日本で購入する時もそうですが、きっと多くの方は一番にCalories(熱量、エネルギー)をチェックするのではないでしょうか。

もちろんそれも大切なことですが、さらに一歩踏み込んで、どんな割合で何が含まれているのかも注意して見てみてください。

具体的には、Protein(たんぱく質)・Total Fat(脂質)・Total Sugars(糖質)です。

例えば200kcalの食べ物でも、そのうち脂質や糖質が多いのか、たんぱく質が多いのかで、その食べ物の「質」は違いますよね。

このような点をチェックしてみると、実は今まで知らぬ間に脂質や糖質の多いものばかり買っていることに気づくかもしれません。

 

表示を読むことは、健康への第一歩

今まで注意して見なかった食品表示。

読めるようになると色々な情報を得ることとができます。

こうしたことが食品選びを見直すきっかけとなり、健康的な食生活へと繋がっていくのです。

これから海外に行かれる際は、ぜひ表示を読んでから食品を買ってみてくださいね。

 

 

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