県内強風 空の便乱れ 東九州道 雨で土砂流出

県内は強風や大雨で交通機関が大きく乱れた。宮崎市中心部でも雨風が強まった=27日午前、同市橘通東3丁目

 27日の県内は、強風や大雨により交通機関が大きく乱れた。午後5時20分現在、日本航空(JAL)は宮崎空港を発着する計19便を欠航。オリエンタルエアブリッジ(ORC)は計8便、全日空(ANA)は計4便、ソラシドエア(SNA)は計2便をそれぞれ欠航した。
 宮崎カーフェリーは27日の宮崎発上り便を欠航。同社によると、神戸発下り便は瀬戸内海経由で運航し、28日の到着が定刻より1時間20分遅れる見込み。
 JR九州は27日午後6時55分ごろから、日豊線臼杵(大分県臼杵市)―延岡間の運転を見合わせた。雨に伴う規制は同11時半ごろまで続いた。
 延岡河川国道事務所によると、雨の影響で同7時ごろ、大分県佐伯市の東九州自動車道蒲江インターチェンジ(IC)近くの下り線で、のり面が高さ約8メートル、幅約6メートルにわたって崩れ、土砂が車線に流出していると大分県警から連絡があった。
 このため、佐伯IC―北川ICは、舗装補修などに伴い、同8時(28日午前6時まで)から予定していた通行止めを20分前倒した。同10時現在、土砂流出現場の復旧のめどは立っていない。

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