拳銃?突き付け「殺す」 小林署、脅迫疑い男逮捕

 知人男性に拳銃のようなものを突き付けて脅迫したとして、県警組織犯罪対策課と小林署は27日、脅迫の疑いで自称小林市細野、自称無職大丸新一郎容疑者(68)を現行犯逮捕した。男性は大丸容疑者を取り押さえた際に「発砲音がした」と話しているが、弾痕は確認されていないという。
 逮捕容疑は同日午後6時35分ごろ、高原町の60代男性が経営する同町の会社事務所で、男性に拳銃のようなものを突き付け「殺すぞ」などと脅迫した疑い。
 同課によると、大丸容疑者は容疑を一部否認しているが、拳銃のようなものを所持していたことは認めているという。県警は銃刀法違反容疑でも捜査。大丸容疑者が発砲した可能性もあるとみている。
 県警が押収した拳銃のようなものは回転式。今後、本物かどうかを鑑定し、殺傷能力の有無や入手経路も調べる。
 事件直前に大丸容疑者が事務所を訪れ、犯行に至り、男性が大丸容疑者を取り押さえた。大丸容疑者はこの会社の元従業員。事件当時、事務所には2人のほか、従業員1人がいたが、けが人はいなかった。

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