「芸術的」技術に感嘆 JAはだの、市へバラなど寄贈

高橋市長(中央)にバラとカーネーションを贈呈した櫛田部長(左から2人目)と成田部長(同4人目)=秦野市役所

 JAはだの花き部会は27日、神奈川県秦野市産のバラとカーネーション計100本を市に寄贈した。市は31日まで、市役所本庁舎1階ロビーに飾る。

 市はバラとカーネーションの県内有数の産地だ。2006年の農林水産統計年報によると、バラの出荷量は398万本で県内2位、カーネーションは255万本で1位。ただ後継者育成と栽培する温室の燃料費の高騰が目下の課題でもある。

 市役所を訪れたJAはだのバラ部の成田洋部長(42)は「花持ちと色の良い秦野のバラで見る人の心が洗われればうれしい」と話し、カーネーション部の櫛田雅洋部長(59)は「普段見られない色をそろえており、見る人の心を和ませてほしい」と願った。

 高橋昌和市長は、「こういうふうに育てるとは、芸術的。皆さんの技術は、何物にも代え難い」とたたえた。

 市内産はどちらも、JA直売所「はだのじばさんず」で購入できる。

© 株式会社神奈川新聞社