台湾の旧正月(春節)をまるっと解説!〜過ごし方から旅行のベストタイミングまで〜

アジア各地で盛大に祝われる旧正月、日本ではあまり馴染みがないかもしれません。台湾の人たちは一体どのように過ごすのでしょう? 旅行のタイミングやおすすめのスポットなど・・・台湾男子を夫にもつ筆者が、自身の経験を元にご紹介します!

(C)Shutterstock.com

旧正月(春節)とは?

(C)betto rodrigues/Shutterstock.com

「旧正月(春節)」とは旧暦のお正月のことで、中華圏で最も重要な祝祭日。台湾の他にも中国本土・香港・シンガポール・マレーシア・韓国・ベトナム・インドネシアなど・・・多くのアジア圏で盛大に祝われます。毎年日付が変わり2020年の春節は1月25日、台湾では1月23日~29日まで7連休となっています。

過ごし方

(C)Shutterstock.com

地域やそれぞれの家によって様々な習慣がありますが、春節の「除夕(大晦日)」の夜は家族でディナーをするのが一般的。主人の実家では火鍋を囲むのが定番です。食後は麻雀やカードゲームをしたり、「紅白歌合戦」など年末スペシャル番組を観て家族団欒のひと時を過ごします。町のあちらこちらから爆竹の音が聞こえてきますが、これには邪気を払う魔除けの意味があるのだそう。日本同様、「初一(元旦)」にはお年玉を渡す習慣もありますよ。

連休中、台湾旅行はおすすめしない!?

(C)Shutterstock.com

台湾在住の人たちは海外旅行へ、海外在住組は台湾へ帰国する人が多いこの時期。当然飛行機代は高騰&空港は混雑します。また、基本的にどこの店も休業。運良く営業していたとしても、お正月価格で値段高いところがほとんどです。

旧正月中の穴場スポット

(C)Shutterstock.com

「それでもどうしてもこの時期台湾に行きたい」「もうチケット取っちゃったし」という方に、春節の休暇中でも楽しめる観光スポットをご紹介します。まずは「夜市」、出店数は通常より少なくなるかもしれませんが、夜市全体が閉まる事はありません。また、若者の街「西門町」もおすすめ。大晦日は休業する店が多いものの、それ以外は営業中の店がほとんどです。

旅行のベストタイミングは「元宵節」

(C)Shutterstock.com

華やいだお祭り気分を楽しみたいなら、旧正月を締めくくる「元宵節」(旧暦1月15日)に訪れてみてはいかがでしょう? 様々なイベントが台湾各地で開催され、世界中から多くの人が足を運びます。中でも一押しは「ランタンフェスティバル」。伝統や干支をモチーフにしたランタンから、ハイテクを駆使した最先端アートまで・・・趣向を凝らした作品が台湾の夜を彩ります。今年のメイン会場は台中、開催期間は2020年2月8日~2月23日までの16日間となっています。

「2020 台湾ランタンフェスティバル in 台中」

公式サイト:https://theme.taiwan.net.tw/2020TaiwanLantern/jp/

さて、今回は台湾の旧正月(春節)をご紹介しました。日本のお正月とはまたちょっと違い、興味深いですよね? この時期、旅行される方は、ぜひ参考にしてみてください!

参考:

伝統的な行事やイベント

台湾 / 2020年の台湾「旧正月」、7連休に

旧正月(春節)に行く台湾旅行の楽しみ方と注意点【2020年版】

© 株式会社オンエア