レッズがカステヤーノス獲得を正式発表 最大5年8200万ドル

日本時間1月28日、レッズはフリーエージェントの外野手、ニコラス・カステヤーノスを獲得したことを正式に発表した。年俸は今季が1600万ドル、来季が1400万ドル、2022年と2023年がそれぞれ1600万ドルとなっており、2024年の契約は年俸2000万ドルの相互オプション(またはバイアウト200万ドル)。よって、カステヤーノスに保証される金額は4年6400万ドルとなり、5年目のオプションが行使された場合、総額8200万ドルを得る。なお、今回の契約にはオプトアウトの権利が2つ含まれており、カステヤーノスは今季終了後または来季終了後にフリーエージェントとなることができる。

レッズのディック・ウィリアムス野球部門社長は「ニックは市場における最も魅力的な選択肢の1つだった。攻撃面ではコンスタントに好成績を残しているし、我々のチームの弱点をしっかり補ってくれるだろう」と語り、カステヤーノスの加入を歓迎。昨季リーグ12位に終わった得点力アップの切り札として期待を寄せた。背番号は「2」に決定したことが発表されており、また、ロースターの枠を空けるためにプロスペクト外野手のホゼ・シリがDFAとなった。

今オフのレッズは、2012年以来8年ぶりの地区優勝と2013年以来7年ぶりのポストシーズン進出に向けて積極的な補強を展開しており、マイク・ムスターカスを4年6400万ドル、秋山翔吾を3年2100万ドル、ウェイド・マイリーを2年1500万ドル、そしてカステヤーノスをムスターカスと同額の4年6400万ドルで獲得。これらのフリーエージェント選手の獲得に費やした総額は1億6400万ドルに上る。

人員余剰気味のレッズの外野では、カステヤーノスと秋山の2人がレギュラーとして起用される見込みであり、残り1枠をニック・センゼル、ジェシー・ウィンカー、アリスティデス・アキーノ、フィリップ・アービン、スコット・シェブラーらが争うことになる。メジャー2年目を迎えるセンゼルにはトレード放出の噂も浮上しており、今後の動向にも注目が集まりそうだ。

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