【京都市長選】候補者の福山和人(ふくやま かずひと)氏の経歴・政策は?

任期満了に伴う京都市長選(1月19日告示、2月2日投開票)に、無所属新人の福山和人氏(58)が立候補しました。福山氏は共産・れいわ新選組から推薦を受けています。

なお、京都市長選には公明・自民京都府連・立憲民主党府連・国民民主党府連・社民党府連が推薦する無所属現職の門川大作氏(69)、無所属新人の村山祥栄氏(41)が立候補しています。

京都市出身、立命館大学卒業。弁護士として様々な問題を担当し、2018年の京都府知事選に立候補も

福山氏は京都市伏見区生まれ、立命館大学法学部卒業。2001年弁護士登録、京都法律事務所に所属、2015年に京都弁護士会副会長に就任しました。離婚、交通事故、詐欺事件、消費者被害、不当解雇事件、建設現場でのアスベスト被害の集団訴訟、教員の超過勤務是正を求める訴訟など、働く人の立場に立った労働事件を多く担当しました。京都脱原発弁護団の一員として大飯原発差止訴訟にも取り組んでいます。2018年の京都府知事選に立候補しましたが落選。現在は労働弁護団幹事、自由法曹団常任幹事を務めています。

福山氏が掲げる政策とは

福山氏のマニフェストPDF

福山氏は自らのホームページにおいてマニフェスト「夢、なりわい、まち、未来、ひとをつなぐ基本政策」を公表しています。

1 夢をつなぐ 市民のくらし丸ごと応援
京都から貧困をなくし、すべての人が将来に夢をつなぐことができるようにするため、府と連携し、暮らしの底あげで、誰もがもっと豊かに暮らせる安心感を生みだします。

2 なりわいをつなぐ まっとうに儲かる京都へ
人・モノ・お金の好循環を取り戻し、つなげるため、地域の持続可能性の視点に立った循環型産業政策のグランドビジョンをえがきます。
また公共事業については、莫大な負担を要する大型公共事業は冷静に検証しつつ、地域密着型の中小型公共事業は地元優先発注で計画的にすすめて、住民サービス向上や防災力強化と経済活性化を両立させます。

3 まちをつなぐ 京都が京都であり続けるために
インバウンド(訪日旅行)呼び込み型の観光政策をみなおします。人と人が交流する観光本来の意義を大切にして、伝統産業への支援、文化財保護対策を強化するとともに、滞在型・体験型観光へシフトし、京都の歴史的な景観と街並みと住民の生活環境を守り、地域がうるおう、住んでよし訪れてよしの京都をつくります。多くの世界遺産を有する歴史文化都市京都の豊かな文化を守り、次世代につなぎます。

4 未来へつなぐ原発ゼロ、防災、気候危機対策、平和と多様性
福井県の高浜原発や大飯原発の廃炉推進のイニシアチブを発揮します。
台風、地震、火災などの災害災害に強いまちづくりをめざします。
地球環境を守るため、京都議定書を発信した京都らしく、2050年までにCO2排出量ゼロ実現のためリーダーシップを発揮します。

5 ひとをつなぐ地域のことは地域で決める
「リーダー」ではなく、「御用聞き」として、またトップダウンではなくボトムアップで、現場の声をよく聞き風通しのよい市政運営をおこないます。
区役所をはじめとする業務の統廃合ではなく、現場に近いところに職員と権限と予算を配置して、住民自治の力を育み、市と住民が共同して地域のことは地域で解決できるような仕組みをつくります。

 

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