大腸が体の外に10年以上ぶら下がっている女性が救済を求めています 毎夜レジ袋に大腸を包んで就寝する彼女に救いの手を!

写真はイメージです

珍しい症状を10年以上抱えてきた女性が助けを求めています。大腸が体の外にぶら下がっているのです。

大腸が20センチほど腹部の外にぶら下がったまま生活をしているのはタイ中部プラチンブリー県在のスパラット・ティムマーさん(48)。原因には触れられていませんが、この不便な体になって13年が経ちました。

スパラットさんは病院やショッピングセンターでの短期パートを転々としながら働いて2人の子供を育ててきました。

以前病院で診察を受け、ぶら下がった大腸の左側を切除する手術を受けています。しかし医師の話では、残りの大腸を体内に戻すのは命の危険があるためできないとのことでした。

そのためぶら下がった大腸には、毎日アルコールと生理食塩水で消毒したレジ袋を被せて虫に刺されないように保護しながら仕事と家事を続けてきたのです!

しかしそれでも以前、就寝中にサソリに刺されたことがあったそうです。幸いにも刺されたのは大腸ではない部分でしたが、それ以来、ぶら下がった大腸を何とかしたいという思いを募らせたようです。

2人の子供は結婚して家を出たものの、最近では新たな職がすっかり見つからなくなり、この2か月は家にいるだけになりました。子供からの1回あたり500~1000バーツ(約1780~3560円)という僅かな仕送りで生活する毎日です。

大腸を庇うために就寝時も一つの体勢でしか寝られません。本当に大腸を体内に戻せないのか。戻せるなら手術を受けたいとスパラットさんは訴えて助けを求めています。

スパラットさんの手術費用へのカンパをしたい方は、スパラットさんの電話番号065-615-4794(+66のあと先頭のゼロを取る)か、タイ農業・農業協同組合銀行ガビンブリー支店(Bank for Agriculture and Agricultural Cooperatives Kabinburi branch)口座番号020045082300で受け付けています。(取材・文◎赤熊賢)

© TABLO