自衛隊輸送機が緊急着陸 エンジン4機中、1機が不具合

胴体側のエンジン1機を停止した状態で緊急着陸する自衛隊輸送機C130R(厚木基地爆音訴訟原告団提供)

 29日午前10時10分ごろ、米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)の滑走路北側から、自衛隊の輸送機C130Rが、エンジン1機を停止させた状態で緊急着陸した。厚木基地爆音訴訟原告団の関係者が目撃した。

 海上自衛隊第4航空群司令部によると、同基地所属の第61飛行隊機。同8時半に輸送業務で同基地を離陸したが、同9時ごろに計器に不具合が表示されたため、エンジン4機のうちの1機を停止して引き返した。同隊が原因を調べている。

 同飛行隊には2014年、C130R6機が配備された。米軍の中古機を活用しており、これまで部品の落下や紛失を9回起こしている。

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