女子中学生転落 中学校で保護者説明会

 群馬県高崎市の県営住宅で 中学1年の女子生徒2人が転落し1人が死亡した事態を受け、 2人が通う中学校は28日、臨時の説明会を開き、保護者に今後の対応について 説明した。

 27日午後、高崎市上佐野町の県営住宅で市内の中学校に通う 1年生の女子生徒2人が転落し、 1人が死亡した。もう一人は腰の骨を折るなどの重傷を負い、 警察は2人が飛び降り自殺を図ったとみて経緯などを調べている。

 2人が通う中学校では28日、臨時の保護者説明会を開き、 校長が事実関係や生徒への対応について説明した。 学校側は、保護者との連絡の頻度を増やすなど 情報交換に努め、家庭訪問を充実させるなど対応にあたると説明したという。

 学校では、 スクールカウンセラーを常駐させ生徒の心のケアに努めるほか、 引き続き事故の原因を調べ 再発を防止したいとしている。

 また、山本知事は29日の定例会見で「大変痛ましい思いがするし、重く受け止めている。県の教育委員会、市町村等の関係機関と連携して、児童・生徒の自殺を根絶するための取り組みを進めたい」と述べた。

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