売上一部を美化活動に 川崎市が支援型自販機、デザインも

二ケ領せせらぎ館に設置予定の「支援型自動販売機」(川崎市提供)

 川崎市は2月1日から、二ケ領せせらぎ館(多摩区)で「支援型自動販売機」の供用を開始する。売り上げの一部を同館周辺の清掃費用に充てる自販機で、飲料メーカー「コカ・コーラ ボトラーズジャパン」の提案を受けて導入を決めた。

 公共施設への自販機の設置事業として初めて、企画提案型の「プロポーザル方式」を採用し、同社を選定した。同社は、国内外で環境美化活動に取り組むNPO法人「グリーンバード」の活動支援を目的に、各地で支援型自販機の設置を推進。今回もグリーンバードに売上金の一部を提供し、同館周辺で清掃活動に当たってもらう。

 自販機の外観には多摩川流域をイメージしたオリジナルのラッピングを施した。前面には広報スペースも設け、同館やグリーンバードの活動状況、イベント情報などを発信する。

 同社の支援型自販機の設置は県内で初めてという。2月1日には「設置記念イベント」を開催し、同館やその周辺の清掃活動にも取り組む。

 午前9時から。参加費、申し込み不要で誰でも参加できる。

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