ブリュワーズがブルペン補強 右腕・フェルプスと1年契約

日本時間1月30日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ブリュワーズはフリーエージェントのリリーフ右腕、デービッド・フェルプスと2021年の球団オプションが付属した1年契約を結ぶことで合意に達したようだ。身体検査を経て、契約成立が正式に発表される見込みとなっている。実績十分のリリーフ右腕を加え、ブリュワーズがブルペンのグレードアップに成功した。

関係者の話によると、フェルプスの今季の年俸は125万ドルで、登板試合数に応じて最大190万ドルの出来高が設定されているという。来季の契約は年俸450万ドルまたはバイアウト25万ドルとなっており、今季と同様に登板試合数に応じて最大190万ドルの出来高を手にすることができる。よって、フェルプスに保証される金額は今季年俸の125万ドルと来季バイアウトの25万ドルを合わせた150万ドルとなり、各メディアでは「1年150万ドル」という形で報じられている。

現在33歳のフェルプスは、トミー・ジョン手術を受けて2018年シーズンを全休したものの、昨季はブルージェイズとカブスで合計41試合に登板して34回1/3を投げ、2勝1敗、1セーブ、5ホールド、防御率3.41、36奪三振をマーク。ヤンキース時代には先発とリリーフの両方をこなす便利屋として重宝され、マーリンズ移籍2年目の2016年には64試合で7勝6敗、4セーブ、25ホールド、防御率2.28という素晴らしい成績を残した。

今季のブリュワーズは、コリー・クネーベルとボビー・ワールの両右腕も故障による長期離脱からの復帰が見込まれており、この2人にフェルプスを加えた右腕トリオが故障なく実力を発揮できれば、ジョシュ・ヘイダー、ブレント・スーター、アレックス・クラウディオの左腕トリオとともに形成するブルペンは極めて強力なものとなる。トミー・ジョン手術からの復帰2年目を迎えるフェルプスの活躍に期待したい。

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