『アナ雪2』のモデル「サーミ」描く映画『サーミの血』アップリンク渋谷にて1週間限定再公開!

日本での動員1,000万人突破と現在大ヒット上映中の映画『アナと雪の女王2』。クリストフや、架空の民族「ノーサルドラ」のモデルになったと言われるのが、北欧の先住民「サーミ」。アップリンクは、2017年に日本公開した映画『サーミの血』を2月7日(金)よりアップリンク渋谷にて1週間限定公開することが決定。

映画の主な舞台となる1930年代、スウェーデンのサーミは他の人種より劣った民族として差別されていた。監督のアマンダ・シェーネルはサーミの血を引いており、また、主演のレーネ=セシリア・スパルロクは今もノルウェーでトナカイを飼い暮らしているサーミであり、劇中の民族衣装、小道具、トナカイの扱いなどはすべて正確に再現されている。

『アナと雪の女王』第1作は、「クリストフがサーミのトナカイ飼いに似た衣装を着ているのにサーミ民族に見えない」など、ノルウェーが舞台となっているのにサーミの文化を軽視しているとSNSなどで批判を受けた。そこでディズニーは今回の続編にあたり、サーミの代表と契約を締結し、専門家のアドバイスを求め、さらに北サーミ語の吹き替え版を作成し、ノルウェー語版と同時に公開するなど、敬意をもってサーミの文化を表現することを約束したそう。

エンドクレジットにもスペシャルサンクスとしてサーミの人々への感謝の言葉が記されている。『アナと雪の女王2』でサーミ人の文化に興味を持たれた方は、ぜひ『サーミの血』をスクリーンで。

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