浜比嘉で32キロ大物ガーラ

 タマンやガーラ(ロウニンアジ)で実績を上げている釣りクラブT.N.F.Cに所属している宮里政斗さんは、釣り歴6年ながら75センチのタマンや22キロのガーラを釣った実績のある大物釣り師。

 1月27日は午後9時から浜比嘉のマル秘ポイントで、シガヤーダコを餌に80メートルほど遠投してガーラのアタリを待った。しばらくは餌になる魚のアタリさえ無かったが、午後11時半にいきなり竿が海面に向かって突き刺さり、センサーが鳴り響いた。慌てて竿を手に取り、大物とのファイトを開始した。必死に竿を持ち、フルドラグで強烈な引きに耐えるが、200メートル巻いた糸がほとんど引き出され、残りはわずか。スプールを手で押さえ、ラインの出を止めると、渾身の力で竿を立て、ポンピングで応戦すると、じわりじわりとリールに糸を巻き込む事が出来た。15分ほどの死闘で、少しずつ寄せては、スプールが見えるほどラインを引き出されること3回。

 さすがの大物も疲れたのか、徐々に足元まで寄せる事に成功。暗闇に浮かんだ魚体は自己記録の22キロより大きい。慎重に浅場まで移動してからギャフ掛けて引き上げたのが129センチ、32.3キロの大物だった。 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

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