磯焼け対策応援ランチ 1日限定で登場

 長崎県庁内の食堂シェ・デジマに31日、海藻を食べ荒らす食害魚、イスズミをメンチカツにした定食「磯焼け対策応援ランチ」が1日限定で登場。職員らが“食べる磯焼け対策”に協力した。
 メンチカツは対馬市の水産加工業者「丸徳水産」が考案し、昨年11月の「Fish-1グランプリ」で部門グランプリを受賞。対馬の逸品を味わってもらおうと、仕入れて提供した。磯臭さはなく「いくらでも食べられる気がする」と県職員も太鼓判。
 イスズミは取れても市場に出回らないが、食用資源に活用しようと県漁港漁場課が企画。担当者は「家庭でも上手に調理すればおいしく食べられ、藻場の回復や漁業者の収入につながる。一石二鳥、三鳥にもなれば」と広がりに期待。

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