鷹の育成・尾形、支配下昇格へ初日猛アピール 12分間走トップ、ブルペン53球

初日からブルペン入りしたソフトバンク・尾形崇斗【写真:福谷佑介】

「自分の持っているボールは投げられたかなと思います」

 ソフトバンクの育成選手・尾形崇斗投手が緊張のキャンプ初日を終えた。宮崎キャンプ1日目。育成選手でA組に抜擢された右腕はまず12分間走で投手陣でダントツとなる3290メートルを走っていきなりアピールすると、ブルペンでは力のこもった投球で53球を投じた。

 育成選手ながら主力組が集うA組に抜擢され、首脳陣からの期待も大きい尾形。ブルペンでの投球練習を終えると「メチャクチャ緊張しました。人生で1番緊張したくらいです。ただ、自分の持っているボールは投げられたかなと思います」と、充実の表情を浮かべた。

 支配下昇格を目指す尾形。監督やコーチ、多くのファンが見守るA組での練習に「A組の雰囲気と監督とか色んな人が見ていて、楽しみというか見てもらえるという緊張でした」と振り返り「自分の1番の武器である真っ直ぐの強さをアピールしたい」と意気込んでいた。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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