第1種電気工事士 合格 長崎工業高定時制7人 アルバイトと学業を両立

第1種電気工事士試験の合格証書を手にする生徒たち=長崎市、県立長崎工業高

 長崎市岩屋町の県立長崎工業高定時制(梅野剛校長、54人)の工業技術科電気コースの3、4年生計7人全員が、国家資格「第1種電気工事士」の試験に合格した。
 第1種電気工事士の資格を取得すると、電気工作物の専門的な工事に従事できる。基礎や配線図などの筆記試験と、電線接続などの技能試験がある。
 本年度は筆記3万7610人、技能2万3816人が受験。合格率は筆記54.1%、技能64.7%だった。同校によると、同科の3、4年生全員が合格したのは初めて。それぞれがアルバイトと学業を両立させながら試験に挑んだという。
 4年の平石柊悟さん(19)は「高校生の間に取得することを目標に、過去の問題をひたすら解き続けて対策した。少しずつ実感が湧いてきた」と喜びを語った。

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