「引き」の西高東低の気圧配置

西高東低の冬型の気圧配置がゆるみ、ほぼ全国的に気温が平年を上回っています。3日(月)は日本海で発生した低気圧が北日本を通過する影響で、東海から西日本の太平洋側で晴れる他は、全国的に雲が多く、北陸や北日本では雪や雨が降る見込みです。
その後、再び西高東低の気圧配置になり、強い寒気が南下してきます。
西高東低の気圧配置は、シベリア高気圧が強い「押し」と日本の東海上の低気圧が強い「引き」があり、「押し」の場合は長続きする持続型です。今週の気圧配置は「引き」で、強い寒気が南下しますが、一時的で瞬発型です。週末には西高東低の気圧配置が崩れて暖かくなる可能性があります。

気象予報士・饒村 曜

画像について:図 予想天気図(3日21時の予想)

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