オリドラ1宮城「プロ野球は180試合でしたっけ?」 初ブルペン“合格”も天然炸裂

今キャンプ初のブルペン投球を行ったオリックスのドラフト1位・宮城大弥【写真:橋本健吾】

立ち投げで直球のみ30球も西村監督は評価「座らせてからも見てみたい」

 メジャー通算282発の超大物助っ人アダム・ジョーンズ外野手の加入で盛り上がりを見せるオリックス。だが、負けず劣らずの“大物ぶり”を発揮させたのはドラフト1位ルーキー・宮城大弥投手(興南高)だった。

 キャンプ2日目の2日、初ブルペンで30球を投げ込んだドラ1左腕。西村監督ら首脳陣が集結する中でも「緊張はしませんでした。周りは気にしてないので」と、淡々と口にした。

 臨時コーチとして参加している山田久志氏からは「飛ばしすぎないように」と助言を受けたという。“史上最高のサブマリン”と呼ばれ通算284勝を挙げたレジェンドの実績を知ると「中何日で投げてたんですか?」と興味津々。だが、シーズンの試合数についての話になると意外な答えが返ってきた。

「プロ野球の試合は180試合ぐらいでしたっけ」

 沖縄・興南高では1年夏から甲子園のマウンドを経験し、高校日本代表にも選出された左腕だが「自分、あんまりプロ野球とか見てなかったので……。あんまり人に興味もないので」と苦笑いを浮かべた。

 入寮直後からおっとりとした口調で天然発言も多かった宮城。だが、マウンドに立てば、そのギャップに驚かさせる。この日のブルペンでも力強い直球を投げ、西村監督も「良いボールを投げていた。高卒ドラ1ということでも良かったね。座らせてからの投球も見てみたい」と高評価を与えていた。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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