オハイオ州立大学オハイオ州立大学って?大学概要・特色・入学情報をご紹介!

オハイオ州立大学は、学生数5万人を超える全米最大規模の州立大学です。専攻できる分野は200以上あり、留学生数も7千人を超えます。また、海外の大学との交換留学にも積極的です。今回の記事では、オハイオ州立大学の特色と入学情報、日本人の卒業生・関係者をご紹介します。ぜひ、留学先を検討する際の参考になさってください。

オハイオ州立大学の概要

オハイオ州立大学は、オハイオ州コロンバスにメインキャンパスがある州立大学です。1870年に、オハイオ農工大学として設立され、1879年にオハイオ州立大学と改称し、総合大学となり、全米で最大規模の大学へと成長しました。

全米でも世界的にも高い評価を受けており、農学や航空工学、経営学は特に評価の高い分野です。そのため、公立の名門校の証である「パブリック・アイビー」の一つに数えられています。また、卒業生・大学関係者の中から4名のノーベル賞受賞者と9名のピューリッツァー賞受賞者を輩出しています。

参考

Quick facts|OSU.EDU

オハイオ州立大学|Wikipedia

世界大学ランキングから見る評価

オハイオ州立大学は、世界大学ランキングでベスト100に入る評価を得ています。日本でよく引用されるTIMES HIGHER EDUCATION(THE)では2011~2020年の間で最高53位にランクインしています。Quacquarelli Symondsの評価でも100位前後で推移しています。また、学術的な成果を重視するAcademic Ranking of World Universitiesでは、59位~100位の間で推移しており、世界でもレベルの高い大学と言えるでしょう。ちなみに、THEの2020年版ランキングで70位以内に入っている日本の大学は東京大学(36位)・京都大学(65位)の2大学のみです。

ランキング	オハイオ州立大学	東京大学(参考)
TIMES HIGHER EDUCATION	70位	36位
Quacquarelli Symonds	101位	22位
Academic Ranking of World Universities	100位	25位

参考

World University Rankings 2020|Times Higher Education (THE)

Top Universities in the World 2020|Top Universities

Academic Ranking of World Universities 2019|shanghairanking

オハイオ州立大学の3つの特色

オハイオ州立大学は、全米最大規模の学生数を誇り、専攻できる分野も非常に幅広くスポーツも盛んなのが魅力です。また、国際化にも積極的で日本を含めた海外の大学との交換留学を積極的に行っています。

全米最大規模の総合大学

オハイオ州立大学は、コロンバスにメインキャンパスを有しており、メインキャンパスの学生数は46,000人を超えています。コロンバス以外にも、ニューアークで3,000人弱、マンスフィールド、リマ、マリオンで約1,000人ずつの学生が学んでいます。また、農業を学ぶ学生も600名以上おり、合計で54,000人以上の学生が集う大規模な大学です。

参考

Ohio State University Agricultural Technical Institute|CollegeBoard

Ohio State University: Mansfield Campus|CollegeBoard

Ohio State University: Newark Campus|CollegeBoard

Ohio State University: Lima Campus|CollegeBoard

Ohio State University: Marion Campus|CollegeBoard

Ohio State University: Columbus Campus|CollegeBoard

日本の大学との交換留学が盛ん

オハイオ州立大学の学生のうち、約13%は留学生です。留学生の割合としては高くありませんが、人数にすると7,000人以上ですから、その多さが分かるでしょう。オハイオ州立大学は、アメリカ国外の大学と提携し、交換留学を行っています。日本では、北海道大学や慶應義塾大学、早稲田大学、南山大学、筑波大学、国際基督教大学などの大学と提携しています。

オハイオ州立大学に留学する日本の学生は、専攻できる分野の豊富さに魅力を感じているようです。例えば、日本ではまだ学ぶことができない最新の分野でも、オハイオ州立大学では学ぶチャンスがあります。オハイオ州立大学では、200以上の主専攻が用意されており、教授陣も充実しています。

参考

[長期留学] アメリカ オハイオ州立大学|UTIC

米国 オハイオ州立大学 交換留学 (五野井 新着2014)|北海道大学留学体験記

河田さんのオハイオ州立大学留学体験記①【アメスマ交換留学】|mAmerica

カレッジフットボールなどスポーツ分野も有名

オハイオ州立大学は、カレッジフットボールの名門校としても知られています。アメリカ四大スポーツの一つである、アメリカンフットボールのNFLにも数多くの選手を送り出しています。キャンパス内には、2万人を収容できるオハイオスタジアムがあり、大学カラーである緋色でスタンドが埋まるほど人気があります。これまでに何度も全米チャンピオンに輝くなど、実績も残しています。

また、バスケットボールも全米大学体育協会(NCAA)の決勝に進出した実績があるなど、アメリカでも人気のフットボールやバスケットボールで全米トップクラスの結果を残しています。

オハイオ州立大学の入学情報

オハイオ大学では、入学の際に3つのことを最も重視しています。

  • 高校時代の成績
  • テストのスコア(SATかACT)
  • 学校での順位

アメリカの高校生が受けるSATやACTというテストでは、英語・数学ともに最低でも7割以上は必要になります。また、高校時代の学校での成績を少なくとも上位1/4以上にする必要があります。そして、約6割の学生が上位10人に入っています。

なお、上記の基準以外にも、エッセイや課外活動、才能や能力、ボランティア活動、就業経験があるかどうかなども重視される項目として挙げられています。

参考

Ohio State University: Columbus Campus|CollegeBoard(※Applyingを参照)

オハイオ州立大学の学費

オハイオ州立大学の留学生の学費は、1年間で約380万円です。保険や居住費、教材費などを含めると、合計で約612万円となります。日本の大学の学費に比べると高いと言えるでしょう。

(参照元:Basic costs|OSU.EDU)

日本人卒業生・関係者

最後に、日本人でオハイオ州立大学を卒業した方々や、オハイオ州立大学に関係がある方々をご紹介します。

名前(敬称略)	職業・肩書
大垣昌夫	経済学者、オハイオ州立大学教授
東藤貢	九州大学准教授
岡田正大	慶應義塾大学教授
佐藤貢	元雪印乳業代表取締役社長
田中愛治	第17代学校法人早稲田大学総長
永井道雄	元文部大臣
村田朋美	北九州市立大学名誉教授
山本俊昭	大阪府立大学名誉教授

参考

オハイオ州立大学|Wikipedia

まとめ

オハイオ州立大学は、全米最大規模の大学であり、教育の質が高く、カレッジスポーツも全米屈指の実力を誇ります。また、専攻できる分野が200以上あり、留学生の受け入れにも積極的です。そのため、日本人の卒業生も多数在籍していますし、日本人留学生の留学日記も多数存在しています。この魅力あふれるオハイオ州立大学を、留学先の候補に入れてみてはいかがでしょうか。

参考

オハイオ州立大|コトバンク

オハイオ州立大学|NIC International College in Japan

© 株式会社SEKAISHA