世界中のパフォーマーが横須賀・浦賀に集結 「ポップサーカス」開催

開催に向けた訪問の場で上地市長(右)と談笑する久保田社長(左)と「ミス サロメ」さん=横須賀市役所

 世界中のトップパフォーマーが集結し、華麗なアクロバットを繰り広げる「ポップサーカス」が神奈川県横須賀市で開催されることが決まった。場所は奉行所開設300周年を迎えた浦賀を予定している。21日は久保田悟社長とパフォーマーら同サーカス関係者が同市役所で上地克明市長を表敬訪問した。

 同サーカスは動物は用いず、各国パフォーマーが鍛え上げた肉体で高度な技を繰り出す迫力の演技が特徴。クラウン(道化師)によるコミカルなショーも人気だ。団員約70人は欧州、アジアなど世界15カ国から集い、日本全国を巡回している。昨年は市制80周年の鎌倉市で公演して約8万人を集客。地域のにぎわいに貢献した。

 横須賀市での公演は4月から6月の3カ月間を予定している。「浦賀300周年」の冠イベントとして同市や神奈川新聞社、tvkなどが連携し、地域の理解を得ながら進めていく方針。市が地元住民らへの説明を行っている。詳細が決定次第、神奈川新聞紙上で告知する。

 上地市長は「横須賀に似合う国際色豊かなイベント。とりわけ開国の舞台となった浦賀での開催がかなえば、地域への大きなエネルギーとなる」と歓迎した。

 久保田社長は「横須賀の歴史的な位置付けや今年の持つ意味はとても大切だと思う。ショーの演出などに開国色を取り入れたい」、リングマスター(団長)でチリ出身の「ミス サロメ」さんも「ダイスキナ、ヤキニクタベテ、ガンバリマス」と、そろって意欲を見せていた。

 同社長らはこの後、横須賀商工会議所の平松廣司会頭を訪ねあいさつ。「元気で多彩な公演を通して、記念の年の横須賀をもっと元気にしてほしい」などと激励を受けた。

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