市民後見人の役割とは 横浜でシンポジウム開催

横浜市役所

 認知症などの影響で判断能力が不十分な人の後見活動を担う「市民後見人」の役割を紹介するシンポジウムが2月13日、横浜市健康福祉総合センター(同市中区)で開かれる。市と市社会福祉協議会横浜生活あんしんセンターの主催で、参加無料。

 市民後見人は家裁から選任され、法的な権限に基づいて成年後見人として活動する。

 前半は、同センターの延命政之所長と横浜家裁の主任書記官が市民後見人の役割や現状を解説。後半は、市民後見人2人らがパネリストとなり、家庭訪問など実際の活動や行政との連携などについて説明、やりがいなどについても語る。

 シンポについて、横浜家裁は「多くの市民が市民後見人になって活躍してもらえれば心強い」と話している。

 シンポ後、市が2020年度に開講する第5期市民後見人養成課程に関する説明会も同じ会場で行われる。

 シンポは午後1時半から3時40分まで。定員は先着300人。養成課程に関する説明会は午後4時から5時までで、参加無料。説明会は2月22日と27日にも開かれる。問い合わせは同センター電話045(201)2009。

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