松嶋菜々子が鶴瓶“吉田茂”を支えたこりん役!「“粋”を意識しました」

テレビ東京系で2月24日放送のスペシャルドラマ「アメリカに負けなかった男~バカヤロー総理 吉田茂~」(午後9:00)に、松嶋菜々子が出演する。松嶋は、主人公・吉田茂(笑福亭鶴瓶)の妻の死後、吉田を支えた元芸者“こりん”こと坂本喜代を演じる。

同作は混乱を極めた激動の時代に、戦後日本の“復興”へ命を懸けて邁進する吉田茂と周囲の人物たちの戦いを娘・和子の視線から描くヒューマンドラマ。主人公・吉田茂を演じるの鶴瓶のほか、吉田茂の右腕・白洲次郎を生田斗真、吉田茂の娘・和子を新木優子が演じる。松嶋が演じる坂本喜代は元新橋の芸者。吉田茂の後妻となり、大磯の別荘で共に生活をしながら茂の世話に勤しみ、日本のトップへと上り詰めた茂を持ち前の頭の良さと気配りで静かに支え続けた。その奥ゆかしくも凛とした佇まいを見事に演じ切った松嶋は、「芸者さんでいらした方なので、意識したのは『粋』。その定義は難しいものでしたが、表に出ることなく吉田茂に寄り添い影で支え続け、吉田茂の娘・和子とも良好な関係を築いていることから、賢い居心地の良いすてきな女性だったのではないかと思い、メークや衣装でもその『粋』を意識しました」と役づくりを語った。

そして、鶴瓶をはじめとする共演者については「鶴瓶さんとはこの作品で2度目の共演になります。とてもユーモアがあり温かくスマートな人柄は、吉田茂の魅力を表現するのにピッタリ。現場でお会いした時は、似ているその風貌も含めて驚き、この企画でキャスティングされた方のセンスがすごいと感心しました。新木優子さん、生田斗真さんとは初めてお会いしましたが、それぞれに吉田茂の娘・和子と白洲次郎を品良く魅力的に演じていらしたと思います」と印象を話した。

さらに、鶴瓶との撮影中のエピソードとして「現場ではいつも笑わせていただき楽しく撮影をすることができました。2人で御座敷遊びをするシーンで思わず関西弁が出てしまった鶴瓶さんが、とてもチャーミングでした」と明かし、「このドラマの見どころは、なんと言っても吉田茂を鶴瓶さんが演じられるところです。どうぞご期待ください」とアピールした。

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