写真:水谷隼(木下グループ)/撮影:picture alliance/アフロ
国際卓球連盟(ITTF)は2020年度のワールドツアープラチナ・ドイツオープン大会5日目のベストポイント(Point Of The Day)に、男子シングルス準々決勝の水谷隼(木下グループ)と林高遠(リンガオユエン・中国)戦の神ラリーを選出し、公式SNSアカウントで公開した。
林高遠戦でのスーパーラリー
写真:水谷隼(木下グループ)/提供:ittfworld
ゲームカウント3-2で林高遠がリードして迎えた第6ゲーム6-8の場面。水谷はYGサーブからバック対バックのラリーに持ち込むも、林高遠の巧みなコース取りと球威に押され次第に台から下がっていく。
水谷は得意のロビング(後陣から高い軌道で相手のスマッシュを返球する技)で林高遠の猛攻をしのぐも、林高遠も負けじと水谷を前後左右に厳しく振り回す。フォアサイドに厳しく振り回された水谷は体勢を大きく崩し、足をもつれながらもなんとか返球する。
そして次の1球で林高遠は水谷のフォア側により厳しいスマッシュを打ち込むと、水谷は台から大きく離れた場所からフルスイングのカウンタードライブを放ち、林高遠をノータッチで打ち抜いてスーパーラリーを制した。
この水谷らしさの溢れるプレーを見たファンからは「Wonderful! Excellent performance…」(すごい!素晴らしいパフォーマンスだ)などと驚きの声が上がっている。
ITTF公式Twitterに掲載された動画はすでに1.3万回以上再生されており、水谷の神プレーに日本中のみならず世界の卓球ファンが酔いしれた。
文:ラリーズ編集部