コガタノゲンゴロウ 知ってる? 希少な生き物を展示中 九十九島ビジターセンター

九十九島ビジターセンターで展示されているコガタノゲンゴロウ(センター提供)

 佐世保市鹿子前町の九十九島ビジターセンターで、環境省の絶滅危惧種に指定されている「コガタノゲンゴロウ」を展示している。
 ビジターセンターによると、体長は2.4センチ~2.9センチ。本州から九州にかけて広く分布している。かつては田んぼやため池に生息していたが、農薬の影響や田んぼの減少に伴い、個体数は減少。長崎県も準絶滅危惧種に指定している。
 学芸員の溝口雅貴さん(24)は、昨年11月にビジターセンターの裏で動いているのを発見した。メスで、餌のアカムシをよく食べるという。「希少な生物なので、じっくり観察してほしい」と話した。

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