鷹・上林が明かす今季への“こだわり”とは… バレらとの熾烈ポジション争いへ

打撃練習で汗を流すソフトバンク・上林誠知【写真:藤浦一都】

隣でバレンティンが豪快フリー打撃も「それに惑わされないように」

 ソフトバンクの上林誠知外野手が4日、宮崎春季キャンプ4日目に臨み、特打のロングティー83スイングで第1クールを締めくくった。

 春季キャンプの始まりとなる4日間を終えた上林は「身体、きついです」と疲れきった様子。初日から精力的にバットを振ってきたが「まだしょぼい打球しか打ててません」と振り返った。

 今季は熾烈なポジション争いに臨むことになる上林は、「(フリー打撃では)バレンティンの隣で打っていますが、みんなそっちを見ているし、デカイのばかり打つし、ホームランになればお客さんも拍手するし……。去年はギータさん(柳田悠岐外野手)が隣だったし、それに惑わされないように打ってますよ」と、自身のライバルともなる新助っ人の豪快な打撃練習について話した。

 飛距離よりも確実性をアップさせることをテーマにし「今年はたくさんヒットを打ちたい」とホームランよりもヒットにこだわっていくという。柳田やバレンティン、グラシアルといった強打者と外野のポジションを争うことになるが「他の面で勝っていかないと」と、今後も守備や走塁を含めた走攻守の総合力でアピールを続けていく。(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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