江の島周辺を交通規制 東京五輪セーリング期間で調整

江の島セーリング会場周辺交通対策図

 東京五輪セーリング競技の開催に向け、大会組織委員会は4日、江の島(神奈川県藤沢市)の会場周辺で車両の通行を規制する道路やエリアを明らかにした。島と対岸をつなぐ「江の島大橋」を中心に、居住者の車や路線バスなどを除く通行を規制する見通しだ。横浜市内で開かれた県輸送連絡調整会議で報告した。

 通行が規制されるのは、▽江の島大橋を含む湘南港臨港道路の車道(江の島入口交差点─聖天島公園前、約800メートル)▽すばな通り(江ノ電江ノ島駅前─江の島入口交差点付近、約400メートル)▽小田急線片瀬江ノ島駅前広場─の3エリア。

 規制期間は調整中だが、セーリング競技開催日(7月26日~8月5日)を中心に実施される。湘南港臨港道路は7月14日から8月7日まで終日。すばな通りと片瀬江ノ島駅前広場は7月26日から8月6日までで、時間は未定としている。

 ただし、いずれも居住者の車両や路線バス、業務目的の車両は通行可能とする。今後は商工団体などにチラシを配布するなどして混雑緩和の協力を求めていく予定。江の島東側の進入禁止エリアは大会関係者以外の車両や歩行者、自転車が通行できなくなる。

 このほか、選手村の分村になる大磯プリンスホテル(大磯町)から江の島までの国道などには、大会関係車両の通行路線を示す看板を設置する。

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