岡山商工会議所で新聞活用研修 若手従業員ら効率的読み方学ぶ

関心のある新聞記事について意見交換する参加者ら

 岡山商工会議所(岡山市北区厚生町)は3日、会員企業の若手従業員や広報担当者を対象に新聞を活用した研修を同会議所で始めた。全3回の講義で山陽新聞社の記者らから、情報収集の方法や読みやすいビジネス文書の書き方などを学び、スキルアップを目指す。

 初回は金融機関や小売りなど20社・団体の21人が参加した。新聞を仕事に役立てるNIB(ニュースペーパー・イン・ビジネス)を担当する瀬尾由紀子部長が、内容が要約された見出しやリード(前文)に目を通し、気になる記事の概要をつかむ効率的な読み方を紹介。「紙面で得た情報が顧客とのコミュニケーションツールになる。日々の出来事にアンテナを張って」と呼び掛けた。

 研修は3カ月の新聞購読を組み込んだカリキュラムで、会議所創立140周年の記念事業。創刊140周年を迎えた山陽新聞社と共同で企画し、本年度2度目の開催。来年2月中旬までに残りの講座を行い、文章作成の基本技術などを学ぶ。

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