人間国宝がやってきた 子どもたちに能楽の技を伝授

能楽師の技に触れ、その魅力を知ってもらおうと4日、三重県玉城町の小学校で能楽の体験教室が開かれました。

外城田小学校を訪れたのは、大倉流小鼓方十六世宗家で人間国宝の大倉源次郎さんら5人の能楽師です。

大倉さんは、岡三加藤文化振興財団からの助成を受け、20年前から毎年県内の小学校を訪問し、人間国宝となった今も子どもたちに能楽の楽しさや魅力を伝え続けています。

3年生から6年生の児童約160人が大倉さんらの能楽を鑑賞したあと、楽器の特徴や役割について学び、プロの手ほどきを受けた子供たちは実際に楽器を触って能楽への興味を深めていました。

能楽の体験教室は県内8つの学校で開かれ、5日は松阪市内の小学校と中学校で行われます。

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