暖冬影響か 早咲きミツマタ、白梅と競演

例年より1カ月早く開花し始めたミツマタ=常泉寺

 「花のお寺」として親しまれている常泉寺(神奈川県大和市福田)で、ミツマタが例年より1カ月早く咲き始めた。暖冬の影響とみられ、関係者を驚かせている。

 ミツマタは、紙幣や和紙の原料になるジンチョウゲ科の植物。開花したのは早咲きの中国種で、国内のものより一回り大きく、淡い黄色の花をつける。同寺の参道や境内に、約120本植えられている。

 例年は3月に入って開花し、中旬から下旬に見頃を迎える。参拝客は、例年にはない白梅との競演を楽しんでいる。

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