ロケット・ラボ、米機密衛星を打ち上げ ブースターの制御落下も実施

ロケット・ラボは1月30日、「エレクトロン」ロケットの打ち上げを実施しました。

ニュージーランドから打ち上げられたエレクトロンは、米国防総省(NRO)の「NROL-151」ミッションを実施。打ち上げは成功しています。

また、エレクトロンは打ち上げ後に熱と圧力の影響を低減するため、機体を垂直に保つ姿勢制御を実施。これには改良されたガイダンス/ナビゲーションシステムやSバンド・テレメトリ、オンボードフライトコンピューターが利用されました。

エレクトロンは将来的に、ロケットのブースターを空中で回収し再使用することを計画しています。ただし、今回はそのような試みは実施されず、ブースターは海面へと落下しました。

ロケット・ラボは将来的に、週1回以上の高頻度でのエレクトロンの打ち上げを目指しています。

Image: ロケット・ラボ
Source: Space.com
文/塚本直樹

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