『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』シネマトリップ特別版ドラン特集号明日から映画館で配布開始!

2009年、19歳の才能に世界は一瞬で魂を奪われた。初監督・脚本・主演・プロデュース、そのすべてを成し遂げた作品『マイ・マザー』で、カルチャーシーンを一変させたグザヴィエ・ドランだ。それからも新作を発表するたびに、権威ある国際映画祭を驚きと陶酔で席巻し、『Mommy/マミー』でカンヌ国際映画祭審査委員賞を受賞し、前作『たかが世界の終わり』ではカンヌ国際映画祭グランプリの栄誉に輝いた。そして今、30歳になったグザヴィエ・ドランは、節目となる年に、自らを祝福するかのような最新作を完成させた。

物語の着想は19歳の時だった。つまり監督デビューから10年の時を経て、満を持して挑んだ作品となる本作は、子役をしていた自身の経験から生まれた物語。カナダで子役として活躍していた8歳のドランが、『タイタニック』を観て感動し、レオナルド・ディカプリオにファンレターを書いたという思い出からインスパイアされた物語だ。

今回のシネマトリップ(新宿ピカデリーはじめSMT系の劇場他、全国の公開劇場で配布されるフリペ)は通常の号とはガラリと装いを変えたスペシャルイシュー。タイトルに「トリップ」とあるように、通常号はイラストで描かれた風景で構成される表紙が、今号ではドラン特集を記念してグザヴィエ・ドラン本人が起用されている。

本紙特集内では『マイ・マザー』『胸騒ぎの恋人』『わたしはロランス』『トム・アット・ザ・ファーム』『Mommy/マミー』『たかが世界の終わり』などドランの世界が一目でわかる監督作品の解説ページから、最新作を丸っと紹介するページ、ドランに魅せられた著名人の声を集めたページ、本作の舞台となるNYを旅するページなど盛りだくさんの内容に加え、なんとムビチケオンライン券が200円安く購入できる特典もついている超スペシャル号。

グザヴィエ・ドランを改めて振り返る映画ファンにとっても、初めてドランの世界に触れる入門者にとっても読みごたえのある1冊になっている。この特別号は2月7日(金)より本作が公開される劇場(※一部除く)に設置される。※劇場一覧はこちら(詳しくは各劇場に直接お問い合わせください)

ドランが語る最新作についてのコメント(本紙より)

―『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』は僕自身の経験が物語のヒントになっている。劇中には2 組の親子が登場するが、母と息子、それはこれまで僕が描いていたテーマだ。今作はそのテーマの集大成だと思っている。

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