災害時協力協定とは
この協定は、災害発生時に改めて自治体と必要事項を確認する時間的ロスを無くし、給電等に活用できるプラグインハイブリッド電気自動車「アウトランダーPHEV」などの電動車を速やかに被災地・避難所等へ届けることを目的としている。
アウトランダーPHEVの特徴
アウトランダーPHEVは、エンジンで発電した電気を大容量の駆動用バッテリーに蓄電。その電気を駆動用モーターに送り走行するシリーズハイブリッド。
さらに、その蓄えた電気を必要に応じて外部に給電することができる。
DENDOコミュニティサポートプログラム
三菱自動車は、アウトランダーPHEVなどの電動車の特徴を活かし、災害時に役立てるため「DENDOコミュニティサポートプログラム」を推進。
災害時に速やかに電動自動車を自治体に貸与できる体制作りを目指しており、提携自治体数は1月末で21となった。
災害対応の体制の強化
埼玉県は、多くの人口を抱える首都圏のベッドタウンであり、首都直下地震に備えた帰宅困難者対策などに取り組んでいる。
また、1月17日に阪神大震災から25年を迎えた神戸市は、震災の教訓を生かした防災体制作りを進めている。
今回の提携により、両自治体における災害対応の体制が強化され、地域住民の安全・安心に大きく寄与されると期待して良いだろう。
そして、三菱自動車は、2022年度までに全国の自治体と災害時協力協定を締結することを目指しているため、電動車の理解促進・普及や災害時の支援体制強化に向けた取り組みを進めている。
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