ドジャースが大砲・マンシーと契約延長 3年2600万ドル

「遅咲きのスラッガー」として知られるドジャースのマックス・マンシーは、日本時間2月7日、年俸調停を回避して2023年の球団オプションが付属した3年契約を結んだ。2018年に27歳でメジャー定着を果たしたマンシーは、今季が年俸調停期間1年目となるが、今回の3年契約はマンシーの年俸調停期間をフルにカバーする形となる。球団オプションが行使された場合、マンシーがフリーエージェントとなるのは予定より1年遅い2023年オフとなる。

MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、今回の3年契約の総額は2600万ドルで、2023年の契約は年俸1300万ドルの球団オプションまたはバイアウト150万ドルになっているという。2600万ドルの内訳は、契約ボーナス450万ドル、今季の年俸100万ドル、来季の年俸750万ドル、2022年の年俸1150万ドル、2023年のバイアウト150万ドルであることが明らかになっている。

マンシーがアスレチックスを解雇されたあと、2017年4月にドジャースと契約したとき、決して大きなニュースにはならなかった。しかし、マンシーはドジャースで長距離砲としての才能を開花させ、2018年は137試合に出場して打率.263、35本塁打、79打点、OPS.973と大ブレイク。快調なペースで本塁打を量産したことを評価され、ホームラン・ダービーにも出場した。昨季は141試合に出場して打率.251、35本塁打、98打点、OPS.889を記録し、前年の活躍がフロックでないことを証明。オールスター・ゲーム初選出も果たした。

2年連続で35本塁打以上を放っているスラッガーでありながら、複数ポジションを守れるユーティリティ性も持ち合わせており、昨季は一塁手として42試合、二塁手として62試合、三塁手として26試合にスタメン出場。今季は正一塁手としての起用が有力視されるものの、正二塁手に予定されるギャビン・ラックスのパフォーマンスや正三塁手のジャスティン・ターナーのコンディションを見ながら、二塁や三塁を守るケースもありそうだ。

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